『真夜雨』 エキストラレポ 2
2002年 10月 14日 (月)
この前のが最初で最後かと思ってたら、また依頼が…! 今回は前日にバイトもないし、ダンナも車の運転つき合ってくれるって言うし、 前回よりは万全な体調で臨めるはず。 いざ、再度つくばへ…。 |
朝日に輝く織田さん 今回はAM6:00現地集合ということで、前泊することに。 偶然にも、この前織田友さんたちが泊まったホテルにダンナと泊まり(笑)、 朝もはよから現場へ送ってもらって、織田友さん夫婦と落ち合う。 集合場所には前回の1/3ほどの人数のエキストラさんたちが集まっており、 朝早いのにスタッフさんたちがせっせと舞台や機材を設置している。 |
入り口にも「泉田病院」の看板がかけられ、変身!
受付カウンターの右側に都倉先生、左側に私たち2人。
おちゃめな大沢さん (私たちにとって)ド緊張の場面の後も、連続して次々とシーンが撮られていく。 |
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受付から離れた都倉に、右手を負傷した男が話しかけ金をたかってくる。
都倉の昔の友人らしい。 片桐というその男は警察に追われていて、
刑事・由希子の姿を見て急に逃げ出す。
途中、廊下で看護婦の広田マキにぶつかり、マキの落とした医療用具からハサミを拾って、
マキを人質に都倉や由希子を脅す。
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…と、この一連のシーン。 カット割りがとても多いので、 「さっきカットかかった位置を覚えててくださーい!」と何度も言われる。 マキが用具をガシャーン!と落とす場面ではビックリして、 片桐がマキを人質にとった時は驚いて立ち上がって後ろへ下がって下さい…など、 多少の演技力を要する指示がビシバシと出る。 朝早くに強盗まがいのリハをしていたこの片桐という男性は、大沢樹生さんでした。 黒のピッタリしたパンツに茶色の革ジャン。オールバックにした大沢さんは、 織田さんと同じく目力のある方です。 この大沢さんがかなりおちゃめ!(笑) マキとぶつかって落ちた用具からハサミを拾うシーン。 テストだったんですが、落とした中からすぐにハサミが見つからなかったらしく、 「ハサミ、ハサミィ〜〜〜ヽ(。_゜)/ 」 と、コミカルなリアクションで、緊迫した場面がいっぺんに爆笑! スタート位置に戻る時、若松監督に 「大沢君、ハサミね、え〜と…ま、後ででもいいや」 と呼び止められ、さっきの場面とこの中途半端な指示にクスクス笑っていた私に 「訳わかんね〜よなぁ!」 と笑いかける。 いい人だなぁ〜〜♪ オールキャスト! この騒ぎに次々と関係者が駆けつけてくるのですが、ほぼオールキャスト。 泉田院長に事務長、泉田兄弟(俊介&信哉)に熱川先生に目黒先生、 由希子の上司の樋口刑事、そして看護婦三人娘も…。 以下、私の独断な感想(笑) ◆長塚京三さん またベストスーツに白衣を羽織った出で立ち。 今回の撮影ではセリフはあまりなく、目線だけでの演技が多かったのですが、 ダンディーな雰囲気は相変わらずです。 ◆石黒賢さん ストライプのシャツにお洒落なスーツ。 やはり今回の賢ちゃんはかなりかっこいいです。(「今回の」って…/爆) ◆阿部寛さん 見たまんま、背がデカイ! でも連日の撮影でお疲れなのか、 待ちの時は壁にもたれてうなだれていたり、ソファーでうずくまっていたりと、小さく見えました(^^;; 病院内でも黄色い色つきグラサンをかけてるところが怪しいです(笑) あ、若松監督にも「阿部ちゃん」と言われてました(笑) ◆松岡俊介さん 朝イチで織田友さんのダンナ様がトイレで会ったそうなんですが、すごく眠そうな顔をしていたとか。 …と思ったら、やはり、4階のソファーで2時間ぐらいず〜〜〜っと寝ていた(爆) 吹き抜けだから、下の撮影場所から見えるんだよね〜(^^;; お疲れさまです。 出番待ちの私たちの隣りに来て窓にもたれかかったり、場内のレストランでお昼食べてたりと、 普通にいる感じが素敵です♪(笑) ◆渡辺いっけいさん 本当にTVで見てもナマで見ても、いつ見ても変わらない、現場のムードメーカー的な方です。 人質にとられたマキを見つけて「マキちゃん!」と果敢に進もうとするのだが、 片桐に「来るな!」と怒鳴られて人混みの中へそのまま後戻りする。 そんな演技を自分でやって「こんなんでいいのかなぁ?コントみたいだよなぁ…」とポツリ(笑) 私はどうやらいっけいさんづいているらしく、今回ほとんどいっけいさんの真後ろの位置。 ビンボーゆすりや鼻歌(?)も聞こえたし、足も踏まれたし(^^;; <もちろん謝ってくれました(笑) ◆赤坂七恵さん・新谷真弓さん・中江智子さん(看護婦三人娘) 野次馬の間をぬってこの3人が出てくるのですが、ちょうど私の両脇から出てきました(^^;; そしてその後、同じ場所からいっけいさんも出てくるのですが、 スタンバイの間のこの4人のコソコソ雑談がおかしかった。 目の前で織田さんが真剣に都倉になってるのに、全然カンケーないK1の話とかしてるんですよ〜(笑) 普通のキャピキャピしたギャルって感じでした。 (ギャル…死語?) ◆田中美里さん 始終、大沢さんに羽交い締めにされていて悲鳴をあげていましたが(笑)、 撮りが終わるごとにほころぶ笑顔が、癒し系の方だな〜という感じでした♪ ◆佐藤二朗さん うーん、あまり接触がなかったのでよくわからなかった…(爆) でも彼を見るとハプニング大賞を思い出してしまう私。 そのまんまの方でした(笑) ◆山田麻衣子さん 彼女とのシーンも今回少なくてあまり見てないのですが、 見逃しちゃいそうなぐらいちっちゃくてわりと地味目で、フツーな感じの女の子なんです。 TVで見た方が光ってるかも…?(爆) …というわけで、すごいメンバーの集まった現場でした。 俳優・織田裕二 片桐がマキを人質にとってからは、都倉とのやりとりで緊迫したシーンが続きます。 これが結構長いセリフで、最初は私たちエキストラに 「皆さん、(緊迫したシーンなので)緊張してくださいね!」 と笑顔でアドバイスをくれた織田さんも、徐々に都倉モードになっていく。 本番前の準備中に、メイクさんに化粧直しをされながら何度もセリフをつぶやいて確認。 だんだん動きも入ってきて、普通に声に出して練習している。 カメラをまわす直前に、 「ハクション!」…織田さんクシャミ(^^;; でも都倉入ってるので笑わない(笑) 一発目のテストでは2度ほどセリフをミスって「あ〜スイマセン」と言いながらも演技を続け、 とりあえず通してみる。ブツブツとセリフを確認しながら私たちの間をぬってモニターへ向かう。 ちなみに、織田さんたちを私たち野次馬が2〜3mぐらいの距離で取り巻いている という設定なので、織田さんの位置からモニターの所と行き来するには、 そのエキストラの間をかいくぐって通らなければなりません。その近いこと! 私はちょうどモニターへの通り道付近にいたため、 「すいません」 「ちょっと通して下さい」 とその度に丁寧に声をかける織田さんに、内心ドキドキ(笑) 邪魔すれば触れられたでしょうが、そこは我慢。 ちゃんと避けてあげました(爆) 本番。まず大沢さんがNG2連発を出してしまう。 セリフが出てこなくて「スイマセンッ!」という大沢さんに、周りはちょっと笑いが起こって 和むのですが、織田さんだけは都倉モードになってるため笑わない!(^^;; テイク3。今度は織田さんがNG。 本人が笑わないので、周囲も笑えない。本当に真剣な雰囲気です。 またブツブツとセリフを確認した後、突然「ぅおっっ!!!」と雄叫び。 ビックリした…。 そしてその気合い入れのおかげか、次は最後までうまくいく。 けど、モニターへ戻る織田さんは眉間にしわを寄せて渋い顔。 納得いかなかったみたい…。 案の定、もう一度。 微妙な違いなんですが、今度は本人も納得いったようで、長セリフのシーンは終了。 織田さんの俳優としての集中力、こだわりを垣間見れたような気がしました。 織田さんの引き出し 苦労して撮ったこのシーンを、今度はいろんな人物をいろんな角度から撮る作業。 ホンットに忍耐のいる仕事ですね、ドラマ撮影というのは…。 中でも、都倉のアップのシーン。 うなだれていた都倉が無言で去っていくだけなのですが、その表情の演技がまた細かい! 最初テストで、『うなだれていた都倉がしばらく目線を下で泳がせてから、去る』 という絵を撮る。 ところが本番前の準備中に、織田さんが 「スイマセン、もう1つ撮ってもらっていいですか?」 と言って、今度は『うなだれていた都倉が顔を上げ、キッと宙を睨み、去る』 …というパターンを演じる。 カットがかかると、しばらくしてモニターの方の若松監督から「ハイ、後の方〜!」と声がかかる。 すごいなぁ…。同じシーンでも、こうしていろんな引き出しを開けてくわけだ。 織田さんの見せるいろんな引き出し。その中から一番いいものを選んでいく監督。 素晴らしいコンビネーションです(*^^*) この『キッと睨むパターン』の本番。 テストでも視線が私の立っている方向にきたので、やばいな…と思っていたら…。 来ました、ズキューン!と都倉光線っ!! ほんの3m先から都倉の鋭い視線がこっちに来れば、目が合ったと錯覚するのも無理はない(爆) その視線に耐えられなくてちょっと目をそらし、でもまた見つめる(自爆) やられた…。クラクラしました…(笑) 撮り終わった直後、織田さんが私の目の前にいた照明スタッフさん(♂)に 「ゴメン、目ぇ合っちゃったね(笑)」 と話しかけていたので錯覚だとはわかっているんですがね…(^^;)ゞ 撮影外の織田さん 長セリフのシーンを撮り終えるまでは、モニター席でもTシャツ姿で台本を読んで真剣な顔。 時々顔をあげては周りを見渡すので目が合ったりしてたんですが(だから錯覚だって!)、 緊張感がピリピリ伝わってきた織田さん。 例のごとくよく煙草も吸ってましたが、今回はガムもよく噛んでおられました。 朝の6:30から14:30まで、私たちもだけど、織田さんも食事をとってないんですよね。 ガム…腹のたしになったのでしょーか? 長セリフが終わってからは、目に見えてリラックスした表情。 モニター前では、若松監督とも笑いながらしゃべってます♪ 本当に楽しそうだ…(笑) 私がトイレに行ってる間のことで、織田友さんから聞いた話。 他の方の撮影の時に、たまたま後ろの通路を通りかかった織田さん。 「本番!」の声がかかった瞬間、その姿が見えなくなったそうな。 どこ行ったんだろう〜?と思ってると、カットがかかった途端に その通路の手すりの所からヒョコッと頭を出して、お尻をパンパンはたいてたとか(笑) そう、撮影の邪魔にならないように、とっさにしゃがみ込んで 手すりのかげでジッと待っていたんですね〜(笑) なんかおちゃめすぎる…(*^^*) おちゃめといえば、都倉と片桐と由希子のシーン。 何故か松雪さんが来ない。 スタッフも探しているが、なかなか来ない。 すると織田さんが「由希子ぉ〜〜!」と大声で叫ぶ。 まるで本当に都倉が由希子を探しているみたい♪ 結局トイレだったようで、「あ…トイレ?」と大声を出したのがバツ悪そうな織田さんでした(笑) お昼…ラストは若松監督の笑顔♪ 14:40頃、ようやくお昼休み。 織田さん始め、ほとんどのキャストの方はここでお帰りになったようでした。 でもまだこれから、都内での撮影が待ってるんだろうなぁ…。 ところが阿部ちゃんだけは残っていたようで、お昼休みの終わり頃、駐車場の某車から 阿部ちゃんが歯磨きを付き人さんに渡して出てくるところをMyダンナが発見! 昼食後もOLのようにちゃんと歯磨きして、清潔にしてるんですね(笑) |
本日のロケ弁。
おかずは織田さんがオーダーすることもあるとか(笑)
15:20、撮影再開。 お昼後のエキストラ撮影は、麻衣子ちゃん@香織がロビーに佇んでいる周りを歩くシーンや、 泉田病院に駆けつけてきたパトカーに気付いて群がる野次馬の役。 もうほとんど役者さんはいないのに、現場建物の外は今日一番のギャラリーの多さ! そりゃパトカーなんかがランプまわして停まってれば、たまたま道を歩いてた人でも 「なんだろう?」って覗きたくなるよね…(^^;; 最後に声だけの録り。 午前中に撮影した事件勃発のシーンでの悲鳴や、その後の成り行きを見守る野次馬のザワ ザワなど、スタッフさんの指示に従ってマイクで声だけを拾う。悲鳴なんかはなかなか自然な 感じのが録れなくて、若松監督からも「…かわいすぎる」と何度かダメ出しされてました(笑) そして、終了予定時刻を30分ちょっと上回った17:30頃、本日のエキストラ撮影は終了。 今回はエキストラ参加記念品はありませんでした(^^;;(ま、ボールペンばっかもらってもね〜) 帰り際、建物の外にいたら、ガラス越しに若松監督を発見! 織田友さんと近付いてって目線を合わせるとこっちに気付いてくれたので、笑顔でお辞儀♪ 若松監督も、姿勢を正して笑顔で会釈してくれた(笑) 気さくな監督だわ〜♪ 織田さんが惚れるはず(*^^*) こうして、朝早くからの長い一日は終わりました。 でも織田さんたちの一日はこれからもっと続くんだろうな…。 |
今回の撮影分は、10月31日(第4回)放送。
タイトなスケジュール、なんか自転車操業っぽい…(^^;;